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キャスター・車輪の主な用途について
キャスター・車輪製品は主としてハンドトラック、ハンドリフト、ラック、ロールボックスパレット、溝内用運搬車およびその機器に取付け人力で間欠的に搬送する場合に使用するものです。
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キャスターの許容荷重について
最大荷重は下記の使用条件を前提に設定したものです。
車輪径
走行速度
温度環境
75mm以下
2km/以下
-5℃~60℃
100mm以上
4km/以下
★上記以外の使用環境となる場合は条件を明示の上ご相談下さい。
安全率を考え 最大荷重×80%程度でのご使用を
お勧めします。
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キャスターの取付けについて
1)
キャスターの取付けは正しく確実に行い、ボトルやネジの緩みやガタつきが出ないようにしてください。
2)
キャスターに対し荷重が垂直にかかるように取付けてください。
3)
旋回キャスターはセンターピンの中心が垂直になるように取付けてください。
4)
固定キャスターは固定キャスター同士が平行になるように取付けてください。(図-B)
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使用環境について・・・(1)通路と路面
路面の凹凸の大きさは衝撃抵抗に比例するため、粗悪路面では最大荷重の維持は不可能です。同様に通路の段差は落下衝撃となりキャスターの破損・損傷の原因となります。したがって積荷を落下させたり、キャスターに極度の衝撃を与える使い方をしないでください。
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使用環境について・・・(2)作業の内容
最大荷重は下記の使用条件を前提に設定したものです。
下記条件下での使用はできません。どうしても避けられない場合には必ず採用前に当社までご相談ください。
1)
水洗いを必要とする現場や、海水に浸かる作業に使用すると、キャスターは錆化・腐食がきわめて早く進行します。
2)
酸・塩・アルカリその他の薬品についても、著しい劣化現象の原因となります。
3)
油の付着はタイヤの素材に化学変化をおこし、劣化・破損へとつながります。
4)
高温(または低温)※の作業現場での使用は、タイヤを中心としてキャスター全体に強いダメージを与え、損傷の原因となります。
※
使用温度域は-5~+60℃を目安とし、耐熱・耐寒(冷)処置を施したキャスターを使用してください。
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保守・点検要領について
1)
安全確保・破損防止のためには、キャスターの定期的な保守・点検が絶対に欠かせません。次のア~エは通常点検時の必須項目です。
ア】キャスターの取付部の締付けは完全か?
イ】金具に亀裂・破損・変形などは生じていないか?
ウ】車輪の軸受・車軸の締結に異常はないか?
エ】タイヤに亀裂・破損はないか?摩耗の程度は?
2)
軸受部や旋回部の油切れや、異物の巻込みなどは入念に除去し給油を確実に実施して下い。
3)
旋回金具で最も注意が必要なのは上皿・下皿の開口具合です。衝撃により口が開き、さらに鋼球が飛出して旋回機能が阻害されているケースも多いため、直ちに新品に交換してください。
事故を未然に防ぐには、不備を発見したポイントを直ちに保守・整備・修理・交換し、常に完全なコンディションを保つことが必要です。
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取扱上の注意
キャスターの取扱に関しては・・・・・・
1)
勾配のある床面や坂道の途中には絶対に放置しないでください。
2)
ストッパー付のキャスターでも傾斜地への放置はしないでください。
3)
走行中はストッパー操作を行わないで下さい。
4)
ストッパーをかけたままでの移動はおやめください。
5)
機器運搬を動力による牽引は絶対におやめください。
6)
積荷を落下させたり、キャスターに極度の衝撃を与えないでください。
7)
キャスターに側面からの外力を与えないでください。
8)
使用者による製品の改造・組替え・塗装、溶接などによる取付け行為に起因する問題に関しては、当方は一切責任を負いませんのでご了承ください。
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警 告
誤った使用は、変形・摩耗・劣化を進行させ、キャスターの破損による人的・物的損害の原因となります。十分にご注意ください。
キャスター、車輪の最大荷重を超えた使用をしない。
キャスター、車輪を落とさない。強い衝撃を与えない。
歩行速度をこえる移動環境で使用しない。車輪径75mm以下は2km/h以下。
車輪径100mm以上は4km/h以下で使用してください。
規定の温度(-5~60℃)の範囲を超える環境で使用しない。
酸・塩・アルカリ・油などの特殊環境下で使用しない。
傾斜地へは放置しない。
ストッパー付でも同様です。
動力による牽引はしない。
(移動は必ず人力で行う)
キャスター、車輪のボルト・ナットが弛んだまま使用しない。
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